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- 北陸新幹線開業記念 富山県立近代美術館コレクションから ピカソと20世紀美術@東京ステーションギャラリー
- グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家@国立西洋美術館
- 光源の力を感じさせる絵でインパクトはあるんだけど、でも立川に住んでそうなやせ気味のオッサンのヌード(ジョニデ風)を延々と見せられても飽きるよって感じ。常設展の方はもう少し時間使って見たかった。
- ダブル・インパクト 明治ニッポンの美@東京藝術大学大学美術館
- まずこう拳を立てて第一撃を加える。そしてその第一撃目の衝撃が物質の抵抗とぶつかった瞬間、拳を折って第二撃を入れる。すると第二撃目の衝撃は抵抗を受ける事なく完全に伝わり石を粉砕する。
- ダブル・インパクトといっても和洋両面を比較配置したのは前半だけで、それ以降の日本画が成立するまでの絵画史を丁寧を追った展示構成がよかった。近代国家が立ち上がると共に芸術においては国粋主義が台頭してきて、やっぱりカビザシを佩いた神武天皇と明治天皇御真影の融合固体くんを・・・最高やな! という展開もいい。
- ところでボストン美術館所蔵の小林永濯《七福神》は「前から見えるお尻」の系譜に位置付けられと思うんですけどどうでしょうか。
- 動物絵画の250年@府中市美術館(後期)
- 前期展示の半券持ってると半額だったので。前期ほどの驚きは無いけど、虎の表現を見比べるのは楽しかった。
- 鳥の楽園−多彩,多様な美の表現@三の丸尚蔵館
- 別の用事で昼に東京駅まで来てたので皇居散歩ついでに。小規模な展示なのであれこれ言うようなものでもないけど、竹内栖鳳の《薫風稚雀・寒汀白鷺》があってラッキーだった。皇居・東御苑は白人観光客が多かった。
- 高橋コレクション展 ミラー・ニューロン@東京オペラシティアートギャラリー
- 別用でオペラシティに行ったついでに。入ってすぐの部屋一面の水玉おばさんニキとか奈良美智とか村上隆とか、既に評価が定まった人達の作品多数を鑑賞出来たのはよかった。展示作にかなり近づけるのもいい。名和耕平と山口晃が1作だけだったのと、会田誠のもう何度も見たよこれ感は少し残念。
- 1つ上のフロアで同時開催してた収蔵品展「3O+A」の方は思ったより見応えあって、奥山民枝の方向性は全般的に自分好みというのと、パンフ表紙にもなってた有元容子の《静かな時》がとてもよかった。廊下スペースで展示された富田直樹の油絵も新鮮だった。また見たい。
- 企画展の図録見本を読んだけど、コレクター高橋龍太郎のアートを巡る半生を語録と共に振り返るみたいな巻末の構成は太鼓持ち杉で若干引いた。
- シンプルなかたち展:美はどこからくるのか@森美術館
- 没後30年 鴨居玲展 踊り候え@東京ステーションギャラリー
- チラシの絵がオーラ放ってるなーと興味があったものの、それ以上の感動は……。見る人の心を捉えるいい絵ではあるのだが、主題とか作風とか表現とかにあまり幅が無いので、観続けてるうちに厚みとか奥行きとか深度とかも感じられなくなってしまったのが残念。
- No Museum, No Life? ?これからの美術館事典-@東京国立近代美術館
- ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし@東京藝術大学大学美術館
- 《快復期》の絵がいいなーと思って行った企画展だったがいい絵だった。描かれてる人物、少年だと思ってたけど。男性画家と婚約して破棄されて、新たに出会ったが向こうに結婚されて、という人間模様で絵を読み解く流れに少しうんざりしたが、図録では《快復期》は画家本人の心境変化というよりもメジャーデビュー売れ線狙ったんじゃないかなーと解説されてて面白かった。ただ作品はバリエーションがあるものの、他の画家からインスパイアされたものが結構多いし、自作の再解釈焼き直しも出てくるとあって、ちょっと画題ネタ不足じゃない? という気分になった。
- 画鬼暁斎 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル@三菱一号館美術館
- 展示序盤のジョサイア・コンドル作品は辟易したけど、暁斎はまあ良かった。特に春画の展示は少ないながらも見応えあった。