更新サボったりもしたけれど、私を元気です。

今日はキャンベル先生による、日本の古典怪談に関する講座を受講した。でも昔の話で幽霊が色恋だの刃傷だのいっても面白くない。「やっぱ怪談とかより新伝綺でしょ」と呟いたら友達に何それ?と言われてしまった。は?今時ファウストも読んでないの?と言いかけたがいかんせん作者もデビューしたばっかりだと思い直し、新伝綺の面白さを教えてあげることとなった。

まあこの「からきょう」が傑作って話なんだけどね
からきょう?
いや略称だけど。ぶっちゃけていうと、まあ…殺人鬼の話?怪談とかより人、グチャグチャ死ぬからね
アハハ、そうなんだ。どんな話?
んー、説明しづらいけど。まず主人公が殺人鬼。
主人公が?はー。どうやって殺していくの?
まあ殺す殺すっていっても語弊があるけど、何でも殺せる。存在するものは全部殺すことが出来るんだ。ちょっと分かりにくいかな。つまりは超能力なんだけど、チャンネルが人と違うっていうか。

とにかく主人公の眼で物を視ると線が通ってて、あ、その眼も少し経緯があるんだけどね。それでその線をなぞるように切ると、その物が殺せるってわけ。消滅すると思えばいいかな。
なんか凄いんだね。
凄い。脇役も凄いんだ。まずもう一人の主人公がいるんだけど、そいつは今言った殺人鬼に惚れられてる。ていうか殺人鬼が二重人格なんだけどね。で人形作りの人の所で働いているんだけど、その人は魔術師なんだ。
魔法を使う話なの?
んー魔術と魔法はちょっと違うんだけどね。まあいいや。で一番凄いのが敵のボウズ。いつも三重に結界を体を中心に張っててね、一般人は一番外側の結界に触れただけで動けなくなる。あ、あと主人公の妹がいてね。こいつがクセモノで、一般人なのにさっき言った師匠のところに弟子入りしてる。プライドが高くて、殺人鬼を見返してやるつもりで弟子入りしたんだ。それ以前も主人公のところを離れて自分を磨いてたってわけ。なんでかっていうと実はこの妹が、主人公つまり兄のことが好





             「ねえ、ちょっと静かにして」


「すみませんでした・・・・・・」