• ろびこ『ボーイ×ミーツ×ガール』
    • 今までなかなかとっつけなかったデザートの単行本が読めた。絵柄はまだそんなに強い個性が出てないけど、デザートの中では十分光ってます。話も全体的にいいし、描き下ろしが充実してて嬉しい。
  • ろびこ『彼女がいなくなった』
    • こっちが去年秋に出た単行本1冊目。作者を気にしてはいたけど、デザートというレーベルに敬遠してました。両方読んで思うに、作者は話の引き出しが多い。人物設定も飽きないし、ストーリーの重複が全く無いのには熱意を感じました。デビュー作が一番つまらないというのも好感。これからはデザートもっと読みます。
  • 本井広海×本澤友一郎『すてんばいみ〜!』1巻
    • 月刊ヤングキングの単行本第一弾。作者はサークル「METAL ZIGZAG」で同人活動してますね。コミティアで参加し始めた頃から骨太な作風が特徴的で、すぐに注目されてた記憶があります。まあそんなことはともかく、本作はズッコケ三人組+ヒロイン付きの題材として、かなり素直なつくりのマンガです。トーン無しで篠房六郎にも似た陰影のはっきりした絵柄は人を選ぶ気もするけど、素直な王道展開を描くのに見劣りしない十分なコシがあるって感じ。あとヒロインの小学生が結構エロい。
  • 中嶋ちずな『いいなり!あいぶれーしょん』1巻
    • あど氏も(以下略)。雑誌で眺めてる分にはおバカで恥知らずで楽しそうだったんだが、単行本にまとめるとあまりにも展開がド素人で泣いた。ネタマンガ枠だからといって、舞台設定の説明ゼロでどんどん話が進展していくのはヤバい。読んでいて分からないことがフォロー無しで増えていくと、不親切な神展開を割り切って楽しめばいいのか、本来の尿漏れネタに専念して笑えばいいのかどっちつかずでイライラします。読みやすい工夫があってこそネタで気兼ねなしに笑えるというもの。でも作者のせいじゃなくて、この雑さは担当編集がもう少し面倒を見るべきだと思います・・・