アートで候。会田誠 山口晃展

mixi日記に展覧会行ったことを逐一報告する人のことを「大2病」というらしい。流行に乗るべく、今日さっそく展覧会行ってきたぜ! 上野の森美術館で催されてる「アートで候。会田誠 山口晃展」です。会田誠山口晃共に日本の現代美術で今最も注目されてる人・・・のはず。山口晃は元々好きだし、脂が乗っている2人の競演ということで期待してました。両者の作品傾向からしサブカルロリコン・オタクのいずれかに当てはまる人は観て得るものがあるだろうとTMRでも同行を募ってみたんだけど結局は1人でTMRサブカルロリコン・オタク代表として行ってきました。


会田誠はともすれば不謹慎なレベルでアナーキーな作品を連発してきた人。名前でグーグルの画像検索すると、どんな作風かすぐに分かります。今展覧会の新作目玉「滝の絵」は旧スク少女が滝で水浴びしている図で、いやー圧倒的。自分の記憶だと「美術手帖」かなんかで、ロリコンとは言わないまでもそれに近いことを公言してた人なので、安心して下衆な視点で鑑賞できますNE。ツインテールの分け目にエロスを感じたりする人も是非ごらんあれ。


山口晃は「モーニング」の表紙を飾ったり東京大学出版のPR誌「UP」でエッセイ漫画を連載してたりと、個人的には結構マンガと近いところにいる人だと思う。やはりグーグル画像検索が分かりやすい。色々描いてるけど、平成と戦国時代をコラボレーションして更に絵巻の形式にしたような作品が特徴的かも。絵巻物とマンガは色々接点があるし(源流というと怒られそうだ)、大画面で群集ひとりひとりが細かく描かれてるのは手塚治虫的なモブシーンの遊び心と似たものを感じました。自分が観た中では四天王図の美しさが際立ってたかな・・・それと意外に寓意的なメッセージが好きな人なんだと思った。


つーわけで、オタクはみんなこの展覧会観に行こうぜーという話でした。特に山口の方はいわゆる「絵師」的なイラストレーターとしても強い魅力を持つ人なので、マンガ家志望の人も冬目先生の個展行くよりずっと良い刺激を得られると思うよ!