• カズオ・イシグロ浮世の画家
    • 遠い山なみの光』が自分のなかで大ヒットだったので早速購入。いまいち。最初から最後までじいさんの独白で記憶が過去を行ったり来たりするのは読んでて疲れた。オチも驚くというより疲労感が増すというか。単一のメッセージがしつこくしつこく冗長に繰り返されているだけのように感じられて、『遠い〜』のように複雑な進展を期待していた分肩透かし・・・会話とかやっぱり上手いんだけど、しかし高圧的な人たちが笑顔の裏でシノギ削りあってるような会話は読んでいてストレスなわけです。