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新年だしちょっとチャレンジ精神を興して普段マンガしか読まない人がラノベとか大衆小説に手を伸ばしてみたけど、世の中そんな甘かないよなあと実感しました。
最近読んだ本
- 斜陽
- バカとテストと召還獣 1巻
- 最初のカラーマンガと、10問×見開き2ページが面白かったです。面白い解答を作ってくれてありがとう。何も作らなかったらもっと感謝出来たのに。
- 少女には向かない職業
- 作者名とあらすじに、完全に釣られました。↑はマジになってはいけないおバカですが、これは口語文体がマシなだけで少女とか全く描けてないのに雰囲気が文学気取ってて殺意を覚えました。著作の中でも1,2を誇る駄作を引いてしまったのだと思う。もう読まないけど、『私の男』か『ブルースカイ』を読むべきだった。
- ばいばい、アース 1巻
- 前に桜庭一樹の『荒野の恋』を読んだとき、冲方丁の『マルドゥック・スクランブル』を読んだとき、どちらもそこそこ面白かったけど続きはいいやって思ったんですが、冲方先生はもう1作読んでも印象が悪くなりませんでした。が、英語ネタに付き合うのが疲れるので続巻は気が向いたら。
- ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド
- 緒方先生が真っ当な絵柄になっていて驚きました。新作の度に弱小勢力と造語が増えていくのは何ともしがたいが、能力バトルも描いてるし、「人を喰うもの」に近い話だったのでファンは十分楽しめました。でも面白い設定だったのに上遠野先生ならもう少し上手く見せられたんじゃないかなあ。
- モノケロスの魔杖は穿つ 1巻
- 1章を読み終える前に発狂しそうだったので読むのを断念しましたが、笙野頼子の『金毘羅』は10ページ進める前にウザ過ぎて投げたので、それよりは面白いのだと思います。
- 世界屠畜紀行
- 結構前から気になってた1冊。もうちょっと総論的な著者の意見が前に出てても良かったと思うけど、屠殺・屠畜に対する自分の受け止め方を再考するいい機会になりました。一番面白かったのは牛の解体。
円環少女 1巻
今回色々読んで唯一の当たり。
人間観がしっかりしているというか、醜い側面を大事に描こうとしてるように感じました。
それも描ききれてる訳ではないし能力バトルもツッコみたい超展開が目立ちましたが、筆の勢いで説得力を押し切る文章の流れがとても心地よかったです。
似た作品
- 地獄―西岡兄妹自選作品集
生まれ落ちたこの世は地獄だったといえば西岡兄妹。
- 月姫
きずな=さっちん 瑞希=レン という認識で間違いないと思います。外見が。
- 松島与三 多様体入門
相似体系魔法は射影空間に似てそう。
- ネタみたいな書き方をしてますが、もう3巻まで買いました。
というわけで素直に楽しめる作品もあったので決して自分の趣味が狭すぎるのではないと思いたいが、しかしいまさらイチから掘り当てて行くのは苦痛の方が多そうなので年に1度くらいこうして足を突っ込むのに留めておきたい。