• 小林尽 『夏のあらし!』3巻(スクウェア・エニックス ガンガンWINGコミックス)
    • そういや雑誌で追えてなかった。“過酷な過去を経て…、物語はタイムリープコメディに!”って帯の説明はにんとも。58ページのやよゐさんの表情がいいですね。相方が機銃掃射に晒されてるのに、駆け寄る顔に笑みが浮かんでいるようで、狂気じみていて素敵です。誤読の可能性の方が高い気もするが、小林尽の絵はやっぱり上手いよねえということでひとつ。時間移動や戦争体験の描写について特に期待はしてないけど、この人の作るキャラクターはいやみなところが無くて安心する。
  • 荒川弘 『鋼の錬金術師』19巻(スクウェア・エニックス ガンガンコミックス)
    • そういやガンガン本誌も最近読んでなかった・・・いや、読んでた。マルコーさんが頑張ってましたね。今巻はまさかのロゼ再登場もびっくりしましたが、理系の身としては新たな錬成陣の格好が直感的に「プラスアルファの着想が加わってる」ぽさを出しててよかったです。物語が深まるにつれてどんどん完成度が上がっていき、もう文句のつけようがないよ。これ初期に打ち切られてたらどうなってたんだろうなあ。
  • 岩永亮太郎 『Pumpkin Scissors』9巻(講談社 KCデラックス)
    • ハガレンつながりで(何も関係無い)。カルッセル編の中盤まではブランドン中尉が内通者という本題をあっさり出しちゃってどうまとめるのかよく分からなかったんですが、全然メインじゃなかったですねー。C6郵便をそこまで引っ張るとは。それと普通なら区長の殉職をもう少しお涙頂戴に仕立てるだろうに、執政者として無能云々にひきつけたのも凄い。その後のKY一般市民への運びは微妙だったけど・・・。