この前の日曜にブックフェアに行ってきました。主な収穫は「マガジンデータ2007」と、国書刊行会『コミック 文体練習』なり。しかしマガジンデータは日本雑誌協会のウェブページに載ってるんだが、月マガの部数が少年サンデーより多いというのはどういうからくりなのか・・・有名な話?
一般参加だと企業の展示は基本的にツレナイが(特にデジタルパブリッシング関係)、ジャガイモ色々クイズコーナーをその場で唐突にやりはじめたトランスビューのようにおかしなブースもあってそれなりに楽しめた。デジタル出版はどこもコミックに力入れてるけど、携帯にしろウェブコミックのブラウザにしろ、どんぐりの背比べ的な物足らなさを感じた。携帯コミックの閲覧は本当に各社の差異が無い。演出効果が機種に依存しないと思えば良いことだけど、携帯コミックの表現手法が既に頭打ちであることの裏返しになってないか心配。コミックスタジオは通常の漫画データ(スキャン画像?)を携帯コミック向けに変換するソフトを、いわゆる携帯コミックの業者向けに販売しているらしい。コスト的に無理だろうが、個人が買えるようになると面白いのになあ。
ウェブコミックブラウザは画面キャプチャ対策も絡むためか、全体的にどれも使い勝手が悪かった。スキャン画像データの閲覧ソフトとして優秀なLeeyesやマンガミーヤの域に達すれば凄いが、1回の利用で読む量が50ページも無いなら、多少不便でも気にならないので何ともいえない。電子書店パピレスの電子貸本Renta!とかどうなんだろう。協力出版社が東京漫画社宙出版なので個人的には気になるんですが。TLで目ぼしいのはひさわ先生くらいかな・・・
デジタルパブリッシングについてはhttp://blog.livedoor.jp/rau2rau2/archives/51245924.htmlの記事が詳しい。


他は、手塚プロダクション必死だなとか、ワニブックスコミックガムを売る気が全然無いんだなとか。