• りぼんスペシャルハート(夏の大増刊号)
    • 木村恭子の「青春ノート」が読みたくて購入。絵が整理されてきたけど、前の掲載時の泥臭ささが薄れてきたのはちょっと惜しい。でもこの人にしか描けないストーリーだなー。
    • 武内こずえの『マンガのマ』の続きが読みたくて購入。他のどのジャンルよりもあからさまに志望者同士が足引っ張り合うという、今のりなちゃ界(主に2chに存在)で避けては通れないドス黒い問題にちゃんと触れてきた。といってもまだグレー程度の扱いだしネット書き込みには言及してないし、まあ避けても全然おかしくない位のところだけど。  それはそうとこのヒキは志望者ショックだろうなあ、「進学の道を残して将来に保険をかけているようでは絶対にマンガ家になれないから中卒が最善手」って受け取れちゃう。バクマンでも思うんだけど、早期デビュー自体に価値なんか無くて、高校で色んな人間関係体験してからマンガ描いた方が長期的にプラスだという考え方はダメなのか。バクマンは週刊誌作家の栄枯盛衰の激しさを読者が肌で感じているから順位絶対休載即死亡自己管理破綻崖っぷちスタンスが違和感無く受け入れられるのだろうか。それを熱いスポ根として肯定的に描いていくのはかなり欺瞞的なものを感じる。
    • この作品に関して言えば、そういう歪んだスポ根精神論に堕ちるとは思っていないので後編に期待。バクマンもほんとは限界努力至上主義に甘んじていたいわけではないのだと思いたいけど、現時点の流れではそのように読みがたい。