Ordinary Victories: What Is Precious by Manu Larcenet, Patrice Larcenet(Colors)

Ordinary Victories: What Is Precious

Ordinary Victories: What Is Precious

  • 前に感想を書いた1巻の続き、完結巻。1巻は結構面白く読んだんだけど、ラストがかなり心に刺さる展開だったのでこっからどう運ぶのかと思いきや同じ調子でゆったりと2巻が続き、ストーリーも進展したけど主人公の立ち位置は思ったほど変わらなかった。特に最後の方は説教臭いというかフランスの政権に対する不平不満を言う登場人物のセリフが非常にしつこく、主人公も「ウゼエ」的なリアクションを取っていたが読んでいてしんどかった。マニュ・ラースネの絵は割と好みだし、ゴッホが戦争に行く話フランス語の本の読書記録(旧ブログ名『Lire en FETE -フランス語の本の読書ガイド』)さん)とか面白そうなんだけど、まあちょっと残念。