コミティア94


タマゴをもらったりもしました。


コミティア読書会前にリストを付けてしまうつもりだったが、昼から行けるつもりが少し手間取ったのと、書いてるうちに寒さで鼻がまたぞろ壊れてしまったので止す事にした。個人的には収穫不足感があるので行きたかったよ。
それにしても昔は事実、2万円台の購入物を持ったまま会場を回っていたというのが信じられない。


新規に買ったサークルから。

  • 西村ツチカ「地獄…おちそめし野郎ども…」
    • 高野文子『おともだち』の小ささに泣いた。
  • ruru「うまかろううまかろう。」「ruru.」
    • 男女仲マジ睦まじい。乳のことで揉めておきながら、ナチュラルに牛乳を薦めてくる男の空気読めなさがイイ。
  • HUNGRY ARTs「島喰い竜」
    • WEBコミックの番外編。いまどきベタベタの少年漫画になってて楽しく読めた。
  • negatari「Abendrot」「ばらいろの庭にて」
    • 新刊の「Abendrot」は喋るカラスとカメラ好きな女の子の話。電信柱の描写に力が入ってる。既刊は大きな庭でバラを育てる兄妹の話。設定の隠し加減が上手いと思う。
  • GraCra「王様と魔女」
    • 読み応えのある40ページだった。ITANで優秀賞を取ったらしい。細かいとこだけど、酒場の看板が格好良い。
  • 多月堂「ちょっと不思議なおはなし」「海のおはなし」
    • 多月堂の同人を6年ぶりに買った。完全に記憶が飛んでるので新規購入。「海のおはなし」が面白かった。正直、東京漫画社からTATSUKI名義で商業単行本出していたことは全然気づいてなかった。買ったかどうかも定かでない。
  • 事象モジュール「出力疾患 上・下」
    • 生まれつき声の出ない主人公の身の回りで起こる、霊障というべき謎の出来事。日常が些細に狂う描写は五十嵐大介を思わせる。治療のシーンが白眉。道具立ても素敵。
  • 大作戦「博士と助手」
    • 良識派の本は買った事あったけど、個人の方で買うのは初めて。よりこ→ろりこ 顔パーツがお下がりになるの、最初読んだとき分からんかった。読解力不足。

今までにも買ったことのあるサークル。

  • 紙の森「シカバン 2010-Q4」
    • “ちょっとした読書会の企画を進めております”に期待。
  • めこ「クリア後の世界(下)」
    • 上巻単体だとはっきりしなかったタイトルの意味が下巻で言及されてよかったと思う。話の腰を折る会話ってフィクションの中ではまず目にすることが無いのですね。
  • めこ/誰がそれを/みそ煮/U・S・A BOYZ「○×△□」(合同誌)
    • 雰囲気がどれもよく似てるのが、相互ネームチェックの影響なのかなと思った。
  • Kで会うならば「さらば、やさしいゆうづる
    • どこまで器用なんだこの人。大筋はよくある話だと思うんだけど、箱のギミックに関わる描写がいちいち巧みというか…今までの作品の中で一番好き。
  • 臨界「深淵」
    • 表紙が一番怖い。
  • 新谷明弘「婚活天使」
    • 婚活というのはちょっと無理が・・・
  • まるちぷるCAFE「高速ぷるん2」
    • 珍しく続き物。
  • インターホン「もぐもぐ食べる4コマ」
    • やっぱり何も考えていないのかもしれない。
  • THEE SENTIMENTAL UNION「TSU#05 VIBOUAC」
    • もう少し刺激が欲しい・・・
  • soulkick「Armatura 4」「ONE」
    • 気の利いた感想は出てこないんだけど、なんというか描き手と物語・キャラクターが同じ方向を見据えていて、話の進行にためらいが無いのが読んでいて伝わってくる。正しいことを成し、あるべきところに収まる、という気持ちよさがこのマンガには流れているように思う。
  • クロ僕屋「ブランニュータウン#10 終巻」
    • コミティア随一のマルチクリエイターであるところのSUZさんの最新作。デザインセンスというか、美的感覚がとても好き。
    • 「dankegon」のセリフでようやく作中の言語が突き止められたと思ったら、巻末でバラされてたくそう。あと腱鞘炎予防グッズの紹介ページは読んでて面白いので、描く人は参考にしてみてもいいんじゃないでしょうか。
  • mogravity装置「転校生」
    • 既刊「転校生」「放課後の残響」を加筆再構成した作品。前半は8-9ページの川岸の見開きが格好良い。見開きと認識せずに6コマ目に読んでしまうのが惜しい。後半は46ページ以降からざわざわしっ放しで、以前の内容を忘れている分だけ感動もひとしおといったところ。初回にあまり注意を払わずに読み進めていったときのウヤムヤ感も心地よいぞ。
  • リリスハウス「ネオテニア プレビュー版」
    • ネオテニアンという幼女によく似た生き物の生態・・・のマンガかな
  • ガタンココン(カタログ上ではガタタニココン名義)「S かえるのうた・たとえばここは吹雪の雪山だ」
    • 後半の方が好き。
  • 1374「メモリーロス」「鬼とヤギの女の子」
    • 「鬼とヤギの女の子」でヤギっ娘の下半身が獣ぽいのがいい。
  • 三日で飽きる「ほおじょく4」
    • プニプニシリーズまとめに期待。
  • 安パン「くされぬ縁」
    • 武田せんせーはやっぱ同人の方にぐっと理があるなあ。距離感が最高。
  • 傍流のせせらぎ「Spindle 16」
    • オシケの髪の漂い方がなんかシュールだ。
  • 拘束茶道部「高速茶道部百合キス本」
    • 電話をいじるのって防犯効果高いよなあ
  • 札幌の六畳一間「札幌の六畳一間」
    • 現代怪奇絵巻の打ち切り現場……“担当に会ったことなし”…… テンポよく暗い話が流れていく、なんだかすっきりするエッセイ。あと編集は先走りすぎ!
  • 秋田モルグ「Under, Within」
    • 夏に買いそびれたマンガ。やっぱマンガが読みたいね。
  • 西には竜がいた「代紺山の嫁探し」
    • あれっよく考えたら火の神見る目無いんじゃ・・・
  • 空中セピア「ちとちと に」
    • 兄妹モノ。丁寧な絵が読んでいて気持ち良い。1冊目ではかなり不思議系兄妹だったのが、割と地に足の着いた感じになった。
  • 落花星人(タケダアズミ)「パズル」「ポスト」
    • 根暗めがねと金髪ホスト風の服装とりかえばやBL。もう1回くらい続きが読みたい。
  • 有弦素量域「フルムーン」
    • 見本誌シールごとコピーされてるペーパーというのは初めて見たぞ。
  • クロッカ!「FOOTPRINT!」
    • プレビュー本的な感じ。60ページ台の作品を執筆中ということで出来上がりが楽しみ。
  • アイボリタワークロスワールド 02」
  • 夢のチョモラン王国「海とアンナ」
    • 既刊「山とヨーフ」の後日譚。空の広さを感じさせる大きな背景がいい。
  • サークル丙「Phantom benny」
    • ちゃんと買えたよ! 黒髪ストレートの和服美人にイケナイところをまさぐられる話。まさに生き地獄。
  • JULI-KISS「だいすきす」
    • イカサマの話。百合マンガなんだけど、イカサマの仕込みも抜かりない感じで良い。
  • 前途洋洋だ会「「コミックPASH!」は「まんがタイムきららヘタリア」の夢を見るか?やっぱり無理か?」
    • そういえば今まで購入リストに記録してなかった気がする。コミックPASH!はブースで読ませてもらったけど、ほづみりやが看板というのがまず辛い。牧本一子をどう使うのかちょっと興味があったけど、そこまで求めてはいけなかったという感じ。
  • 5M「HYPERINFLATION」
    • 巻頭言が一番好きかも。“レビューそれ自体も魅力的に読めるものにしよう”。未読者に向けてのマンガ紹介というコンセプトっぽいけど、それに囚われず各人が思い思い言いたいことを言ってるのに愛を感じたような。
    • 何となく嫌いになれないもの:空想科学X
    • 何となく分かった気分になったもの:とある科学の超電磁砲
    • 一番親切なの:ラブダチ

新規に買ったのが8サークルはさびしい。体調に気を配ってこの体たらくなので、今後がちょっと心配。