エヴァQについてのネタバレ感想があります)


先週はコミティアでした。おかげさまでコミック誌158選も販売することが出来て、みんなやれやれといった感じです。お買い求め下さった方、ありがとうございました。楽しんでもらえると嬉しいです。現在は同人ショップで委託販売してます。上のリンクで委託ページにアクセス出来るので、興味を持った方はそちらからでもどうぞ。


コミティアのイベントについては、いつものより買い物が進んで財布が軽くなりました。前回ティアに行けなかったことも一因か。



  • エヴァQ:軽くネタバレ。
    • 使徒のCGなんて無かった。最後の方のアスカがいじらしくて可愛かったけど、それ以外は特に……。でもキッチュでパンキッシュなコーデがキュートなアラサーって色々可愛いですね。カップリングキャラ的に株を上げたのは冬月(vsシンジ)とマリ(vsアスカ)だとか、その位しか言いたいことが無い。あと、シンジとカヲル君の会話全てに(意味深)と付けたくてたまらなかった。早く映画館でもニコニコのようにコメント投稿出来るようになって欲しい(希望)。


  • 「没後 120年記念 月岡芳年」展@太田記念美術館
    • 11/25(日)までの展示ですが、予想以上に面白かったです。若い頃の作品はキャラが対決してる絵が多くて、「ぼくのかんがえた強キャラ超大戦」って感じ。
    • 展示で目を惹いたのは、大判錦絵三枚続という、縦長の紙三枚を□□□と並べて大きな横長レイアウトにした判型の作品でした。当時は□のバラ売りがされていて、一枚単独でも鑑賞できる構図にするかどうかとか、各紙面の境界を描線がまたぐかどうかとかは人それぞれ・時代それぞれっぽいんですが、芳年の作品の多くは右から左へと一枚ごとに読み進めるように構成されていて、それぞれの画面が3コマ漫画のように読めるのが実に面白かったです。
    • 芳年の三枚続絵の多くは対決シーンなんですが、左対右というシンプルな配置があって、人物が向く方向や腕の指示方向で明確に黒か白かが判別出来る。最右面で左を向いた第一勢力があって、視線誘導に沿って左にいくとバトルが始まって、左端にいくことがゴールである敵対勢力本拠地に辿り着くことと同義、みたいに読めて面白いです。(西洋画を強く意識してる《新和蘭陀南和留連寿国之図》だと、中央に消失点があって皆がそちらに向かってる、中央集中型の構図になってるのも面白い)
    • 特に面白いと思ったのは《鹿児島征討内 隈川官軍賊軍戦》でした。右上に表題があって、右端に官軍が顔を出してて、川に逃げる賊軍兵が描かれてるのが1枚目。真ん中にいくと対岸にも官軍が待ち構えてて交戦を余儀なくされる。左端に進むといきなり賊軍兵が川岸を駆け上がるように描かれて、官軍もそちらに対応するよう体を向けてる。展示解説には左端の人物が「コマ送りのよう」とあったけど、側面に奇襲をしかけた賊軍の迅速さを感じさせる描写だと思います。最右面で泳いでた兵士から、あたかも枝分かれするように賊軍兵が増えていって、劣勢を覆すストーリーが右から左へと展開される、という時間の流れがあるんじゃないでしょうか。
    • 錦絵に関してこういう話がどの位一般的なのかは知らないので投げっぱなしだけど、日本画結構いいなと思えたので横浜美術館国芳展も観に行きたい。