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順不同です。
- 安全GIRL『突撃!!?眼鏡のお姉さん』
- HYDLOPLUSというサークルさん目当ての2人誌。この人の描く百合は個人的に最高です。デフォルト乱視目も素敵に感じられる。ティア以外ではマリみての方で活動してる人のようです。多分そっちの方で結構な人気がありそう。
- パゴスまぐら(passelcrow ?)『カルナック』
- ティアマガ索引に載っていないので、恐らくこれではないサークル名で参加したのでしょう。言霊使いのバトル漫画。で、敵役が「コミックブレイド!」「いで銃!」とか、マンガの作品名を武器に使うというナイスな能力で面白い。絵柄も勢いに溢れていてスピード感がいい。本当に好きで描いてるんだろうというのがひしひしと感じられます。
- モホロビチッチ不連続麺高強度型『How to SATCHIN』
- 蛍虫の共和制『人物紹介本』
- 14〜15世紀のヨーロッパをモデルとした戦記物?の登場人物紹介本。これ無料配布だから会場では様子見してみたってこと。ほのかなBL臭もあって読んだ感じ悪くないなと思ったのでHPの本編を読んでみます。
- フジコルチタ『ルングワンダルング』
- スタッフWHY『抜け雀』
- グループサークルだけどもっぱら東夷あまさんが個人誌を出しているここのサークル、サークルカットで非常に損をしている気がします。これは再録のようですが、主人公が小学生のため色々とかわいらしい描写があり、今までは年上女性の色気一筋かと思っていたけれども意外な一面、という感じでした。でも表紙はやっぱり主人公のお母さんの意味深な笑顔。めくって扉絵は描き下ろし?こっちもよく見ると内容の顛末を暗示していて悶えます。
- cusum『aphelion』
- 戦災後、まだ復興も進まず駐留軍と現地のいさかいが絶えない国で「何でも屋」的な裏仕事をするグループの話です。朝丘みなぎに似た感じの絵柄のBLテイストがツボ。あまりにBLと決めてかかって読んだせいで登場人物が兄妹なのに兄弟だと勘違いしました。続き物なので次も買ってみます。J.Gardenにて。
- 二百十『風船男はどこまでも』
- 「風船男」という設定ひとつとって、庶民的な舞台の恋愛話を無理なくダイナミックな展開に仕立てており、オとし方も絶妙だと思いました。ちなみに表紙は黄緑一色にトーンつき線画で簡素なタイトル。もう自分はどれだけこの手の装丁の同人誌に弱いんだって感じ。
- かえるらぼらとりー『ステルス!』
- ティアマガのP&Rにも出ていた本です。特にチェックしていたわけではないけれど読んでみたら良質の少年マンガやってて購入決定。「機械が反応しない体質」という設定をただ生かすだけでなく、3話目では主人公の主張?のカウンターとしてボスキャラがちゃんと出てきて話が解決に導かれる辺り、物語の構成として1つレベルが違うな〜と感じます。その、オヤジキャラはやっぱりイイということなんですが。
- 鳩『scissor』
- 前回のティアで知ったサークルさん。相変わらず絵も好きだし話もいいんですが、百ページ越えとなると雰囲気が静かな分だけダレてしまうのが惜しい気がします。次はボリューム以外でのプラスアルファが見てみたいなと感じました。
- まるちぷるCAFE『でもくらちゃんInvasion』『漫画の先生 LESSON2:才能の宝庫』
- 『漫画の先生』の方で「もっとネームを絞れ」という課題の話をやってました。作者が才能のある人かない人かという問いは難しいですが、こういうテーマに、しかも漫画に関して取り組もうという姿勢は本当に素敵だなあと思います。逆にいうとこの人が新しい方向にアクションを起こすたびにどっかで反感を買っているんじゃないかと1人でどきどきしている感じ。『でもくらちゃん』は僕が買うようになる前から続いているシリーズですが、こっちの「アイデア一発」を続けようというのはもっと大変だなあと思います。のろけです。個人的にはもっと頭の良さを前面に押し出したひねた話が読みたいんですが…。
- マクラーズ『ピーズハーツvol.1』
- 「Pilot Range」「3peace」さんらの2人誌です。とわざわざ別記するのは絵柄がかわいくて次回以降サークル名が無くて見失うのが惜しいなあなどと思ったからですが。本音をいうとサイトのおおぶり絵がかわい過ぎたということですが。話は他愛もない感じなのでそっちがもっとよくなると凄くいいんですが。
- コンチネンタル鉄道『収穫祭(前日) 虎に乗って 収穫祭の裏社会』
- 野洲四郎さんの描く口パク女の子がかわいいですね。汗ダラダラで虚ろな目に生気の無い顔つき。もう、きちがいさいこうです。きちがい。きちがい。続けて言うとなおいい感じです。関係ないんですがこの人「trade▼off」の「The Dangeon in Yarn」さんとこにいるんですね。いやそっちは全然知らないんですけど何だかびっくりしました。
- 野原がしげる『ヒート・アイランド 人都・愛・ランド』
- 言葉遊びでかなりテクニカルな筋の通った壊れ方をいつも見せてくれるキケンなサークルさん。ただ根底はかなり理屈で整合性をとろうとしているので読む度にこっちもひやひやします。そういう意味では今回はオチが弱かったかなと感じました。次回は不参加・新刊なしかも知れないということなので、傑作を期待します。
全体の感想:14冊しか買ってないので少ないなーという感じだけどいつもより質の高いものが揃った気がします。半分が新規開拓なのでそういう意味では収穫があったかもって感じです。…いい加減頭が悪そうなのでやめます。
感想の縛りというのは 1.印象批評というか「感じ」を必ず使うこと 2.とにかく良いと思った点を挙げつらう でした。いつもあまりやらなかったり避けてることを意識的にやったわけだが、無理すると自分で欲求不満になり量で感想欲を解消するという悲しいことになるのでやっぱり今まで通りに書こうと思ったよ。