イモムシな小指がちぎれるう

家庭教師バイトで、久しぶりに英文法に触れた。教える都合上、受験生の頃買った江川泰一郎『英文法解説』(金子書房)を開いてみたが、これが読みはじめると面白い。含意されてる用法の微細な違いまで逐一例を挙げて解説して、演習問題まであってやはりこれの右に出る本はちょっとないかも。ここに載ってる内容以上のことが喋れる講師なんていないしね。金ピーナッツ・和文英訳修業・英文解釈教室に並ぶ受験英語の宝刀。まあこういうことを楽しむのは趣味的だし必ずしも必要な参考書ではないんだけど…


最近読んだ雑誌と本

  • 恋するオトナ時間(ご近所の悪いうわさ6月号増刊)
    • 入江紀子とか高口里純とか小沢真理とか。宙出版だけど内容はヤングユー辺りの目ぼしい短編・中編の再録ばっか。ぬまじりよしみうめーなー。この人は絵柄だけならオタク誌に持ってきても遜色ないと思う。諏訪由布子とか長崎さゆりとか奥田桃子とかもなかなか面白かった
  • 奥田桃子『青すぎる春 センシティブ長編読み切り集』
    • というわけで昨日1冊買ってみた。青すぎて死んだ。いい年してこういう話が描けるってのはほんと凄いことだよ…読んでて赤面する。マンガとしては細かい点でもっと面白くなりそうだけど、描きたいことはもうずっと同じことをやってるようで、最近描いてないようだけどどうしているのか気になった。↑で書いた諏訪由布子とこの人は恋愛よみきりMAXでも描いてたみたい
  • オトヨシクレヲ『Rush Sugar&Spice4』
    • 人気出てるのかな? 恋に揺れるバンドマンガみたくなってるけど、完全無欠のいいオトコであるイズミヒナセとのいちゃいちゃ言動がもっと読みたいなあ。5巻もはやく発売されるといいな
  • 20世紀アメリカ短篇選(上)
    • 自分にとって第2のウルフになる作家を探して、こういうアンソロを読みます。名前を知らない作家も知ってる作家もいるわけだが、著名な人はやはりワンランク違うものがあるな。フォークナー、スタインベックヘミングウェイが。イーディス・ウォートンの『ローマ熱』も結構よかった。あれ、この人SF? 解説も含蓄あっていいね。編者が上手いと思った
  • 重松清『リビング』
    • こういう作家読んで楽しめればそれで娯楽には十分足りるしそれに越したことはない、かも…とか思って借りた。何も悪くないんだけど読後に何も残らなかった。といっても途中で読む根気が失せたから本当のところは分からないけど。次は東野圭吾借りようかな