■
最近したこと 岩波文庫で、20世紀イギリス短篇選(上下)・フランス短篇傑作選・アイルランド短篇選・20世紀アメリカ短篇選(上下)・ウィーン世紀末文学選を読み終えた。ちょっとあまりにも無軌道というか食い散らしで、自分でもどうかと思った。動機が「面白い作家いないかなあ」で、アンソロ読んで見つけようというのはマンガ誌の立ち読みと同次元の発想なのだが、それは別に良かれと。得るものもあるにはあった。それぞれのお国柄もいくらか感じられた。最後に読んだフランスについて、アルフォンス・アレー『親切な恋人』が西岡兄妹みたいだったのと、ギョーム・アポリネール『オノレ・シュブラックの失踪』が「壁に同化出来る人間が同化したまま撃たれて絶命」という話で、すんごく既視感があったのだがどこで読んだ記憶なんだろう。手塚か藤子かなあ。
ジョン・バースとヴァレリー・ラルボーの他の作品を読んでみたいというのが収穫。
最近読んだ雑誌と本
- 竜頭町三丁目帯刀家の迷惑な日常
- いやドラマCDなんだけどね。ツタヤはこんなのもレンタルできて便利だね。まゆたんの声がこんな男臭いなんて嘘だよ…他愛も無い話でも音声だと結構楽しめてしまうのが不思議だ。
- YOU
- ぬまじりよしみの新連載面白かった。この人のマンガはわりとどれも外れなく面白いと思っていたけど、連載を追うのは実ははじめてなのでこれから楽しみ
- プチコミック
- 一井かずみやっぱ上手いだろ。セカチューも上手かったよ。単行本集めようかなあ。次点が吉野阿貴。
- アワーズ
- ヤングガンガン
- デラックスマーガレット
- 朔本敬子『お風呂のお姫様』
- 主婦系で頑張ってる感じの作家さん。単行本はあおば。例によって初出が分からない。めちゃ面白いってわけではないが、もう少し知名度あってファンがいてもいいのに、と思った。
- ミヤ『ばかなことをしそうよ』
- 買ったデラマガで面白かったので購入してみた。↑で触れた鈴波凛といい、恋愛でくっつく話よりもくっつかない話の方が自分は好きなのかもしれない。他の単行本も読んでみる。「明日につながるアンハッピーエンドはハッピーエンド」というのは結構いいフレーズかも……
- 橋本みつる『GET DOWN』
- 分かんねえ・・・分かんねえよママン・・・自分には難しかった。ここでオちたから締めかな、と思うともう少し続いて予想もしないところでいきなり終わるのが難解すぎる。前の日記でも書いたが、15年以上もほとんど「この」スタイル変えてないってのは本当に凄いことだと思います。「きみとぼく」出身というのはうなずけた。けどこれ以上昔の作品についていける自信はないです。
- 椎名軽穂『君に届け』1巻
- 可も不可も、という感じで読めた。デフォルメ絵は多用しすぎな気がするが、読む分には支障ない。