• 西成岩男『リンガリンガ』
    • 秋葉原K-BOOKSの18禁コーナーで何故かこの本の隣に『Pumpkin Scissors』が於いてあったので、不思議に思ってよく見たら同じ作者だった。特に岩永先生も隠しているわけではないみたい。ファンの人は読んでみると結構面白い単行本です。全体的にト書きの演出のクセが今と似ているだとか、軍隊口調は作者の趣味なのだとか。あと「張り型」が趣味みたいなので、いつ『Pumpkin〜』の方にも登場するのか楽しみですNE
  • 紅玉いづきミミズクと夜の王
    • 電撃大賞を買うのは有川浩の『塩の街』以来です。その有川浩が巻末解説をしていたのが少し面白かった。内容はまあまあの出来の児童文学だと思うけど、21なので評価していいと思うよ。ところで後書きで「安い話、歴史には絶対残らない通過点でしかないけれども、本なんて読まない子供の心を一瞬だけ動かせるような話が書きたい」と昔友人にクダを巻いた、という1節が。なんだか「久しぶりに1巻でも読んでみるか〜 つって気がついたら全巻一気読みしてた、みたいなまんがだったらいいな」というようなことを『敷居の住人』の7巻で書いてた志村先生を思い出した。
  • ジョージ・R・R・マーティン七王国の玉座Ⅰ(氷と炎の歌1)』
    • エルリックサーガやベルガリアード読んでいまいちハマれなかったもどかしさがやっと解消できた!上の2作と比べて、こちらを引き込んで読ませる力が段違い。登場人物多くて章毎に視点変わりまくりなのに全然振り落とされない力量は凄いですね。久しぶりに寝床まで読んでる。既刊全部揃えるっきゃない。