第1部p.128-147


ストーリーでは早くも子育てにつまずき始めたネッドが娘との関係をサイアクに!一方でブラン君はお目覚してケイトりんは幼馴染みと束の間の逢瀬を楽しむ、というところまで。

ここまでの展開だとサンサはつくづくアホの子だから困る。3部まで知ってから読むと、リトルフィンガーがキャットに「きみはなぜここに来た?」と尋ねるのは、分かってるくせに知らないふりかよという思い。実際には別用で来たのだけど、ピーターも心当たりがあるでしょうに。他はロドリック・カッセルの船酔いという萌え要素が発現。この爺ちゃん次に出てくるのいつだっけ。

以下英語と和訳を比べながら思ったこと。

  • あの狼は北部のものだ。処刑人の手にかけるのは不憫だ
    • "She is of the north. She deserves better than a butcher." 前の文脈なしには理解不可能ぽい。後半をむりに直訳すると「彼女は肉屋よりも価値がある」・・・わけわからん!大体肉屋ってなんですか!我らがマイケル君だって肉屋の息子ですよ。ネッドさん職業差別。
  • “泣くな。飛べ”
    • "Not cry. Fly." ブラン君視点より、三つ目鴉と最初の会話。韻を踏んでるね、というだけ。しかしこのシーンは1部で最もファンタジックな箇所ではないでしょうか。
  • 確かにこの船は、(中略)最も速い船だった。
    • "She had certainly been the fastest of the ships 〜〜" よく知らないんですが、船の指示代名詞として she を使うのはよくあることなんでしょうか。
  • 家族、義務、名誉
    • "Family, Duty, Honor" ケイトりんには悪いけど「冬がやってくる」と同じくらい意味不明瞭なタリー家の格言。どう考えてもマーテル家の "Unbowed, Unbent, Unbroken" (不撓、不屈、不損)の方が格好いいです。音韻とれてるし。