2007-07-03 ■ マンガ・本 萩尾望都『バルバラ異界』全4巻 父親が処分するというので読ませてもらった。はぎおもとって萩尾ノブトと似(略)。11人を除けば以前の作品だと10年以上前に『スター・レッド』の文庫を読んだきりなので、萩尾先生は火星が本当に好きなんだなあと思った。読んでいるうちは楽しくて、大ベテランになっても面白いマンガを真摯に描き続ける先生は凄い。急展開の結末も好み。しかし改めて再読するとちょっと・・・十条勝一とか何のフォローも無い被害者ですよね。ライカもキリヤにもっと絡んで欲しかった。 岡野史佳『天志の眠る間に』(原作:レイ・マイケルズ The Tycoon's Baby) 宙出版ハーレクインコミックスより。もともと好きだけど最近宙出版のマンガを買う機会が多い。ハーレクインコミックス読み始めたのもこの読みきりがきっかけだったので少し感慨深いような。岡野史佳は元々少女マンガ家だから、いわゆるちょっと昔の少女マンガ家の典型的な再就職(普通なら主婦マンガへの)という奴になります。自分は特に作者への思いいれとかは無いのだけど、ハーレクインコミックスの中ではかなりとっつきやすい話なので、ハーレ初心者にはお勧め。