• 小玉ユキ 『小玉ユキ短編集』1巻(フラワーコミックス)
    • 小学館flowersを引っ張る小玉ユキの過去作品を集めた短編集その1。他社作品も多いのにここまで単行本化してくれるとは恵まれているなあ。でも「あの人に似ている」の切り口が多すぎて少し閉口しました。初単行本の『光の海』に比べると正直どれも見劣りするし、そこまで昔をほじくり返すべきなのか疑問ですが、絵柄の変遷とか見てるのが楽しいといえば楽しい。Vanilla(笑)
  • 鬼頭莫宏 『ぼくらの』8巻(IKKI COMICS)
    • 針を手にとって攻撃、てのはマイクの暗喩なんですね。流石アイドル。ジアース側は平凡な人型決戦兵器ですが、続いての対ジャベリン戦はそう来たかと唸らせるデザインで連載で読んでいて面白かったです。でも軍人ならではの気の利いた熱い発言はいい加減うざいです。
  • 広川和穂 『明日、雨は降らない』(キャラコミックス)
    • 徳間のCharaは毎日晴天シリーズマンガ版が終わっちゃって今は自分として読むものがあまり無い中、広川先生は数少ない購入作家になっています。ガン待ちに尽くす受を疎かにし続けてたタラシが真実の愛に気付くというよくある話なんですが、ホイホイと受を抱き込むヤリ夫の手際が実に自然体で格好良いんですよね。全体的に画面がオシャレだし、やってることはガチゲイに近いけれどエロも上品な感じが好き。あ、でも既刊と違い料理の無駄に気合入った描写が無くて残念でした。