• カトウコトノ 『将国のアルタイル』2巻(講談社 シリウスKC)
    • 1巻の砦の町反乱が明けて、アルタイルを待っていたのは将軍からの降格処分だった。自分の甘さを思い知った挫折エリート君は、本当に国事を動かすに相応しい人間になるため、見識を深めるべく旅立つのであった・・・諸国漫遊の旅に・・・! マジか。書いてみるに王道だが、初連載作でそこまで腰を据えた展開にしてしまうことに若干不安が無いでもない。丁寧な小道具と背景描写による世界観の磐石っぷりは凄まじいので、是非とも長期化してほしいけれど。この人って凄腕のアシスタントだったんだろうなあ。几帳面そう。
  • よつばと! 8 (電撃コミックス)

    よつばと! 8 (電撃コミックス)

    • 秋になった。よつばと!に季節を先取りされる日が来るとは・・・ カルボナーラ(第50話)とナポリタン(第55話)の麺の質感が違う!描写上手すぎるう、みたいな楽しみも毎度のことですが、結構細かいところで今までには無かった違和感がありました。あのハリボテって水がたまる構造なの?とか、やんだが流石に非常識すぎない?とか、ジャンボがみうら相手にコナかけてない?とか。まあコマの描き方とかもそうだけど、表紙の帯に隠れた右下部分がとても気になる。書影だと細長い肌色が見えるくらいだけど、実際は人の顔が片目だけ描かれて見切れてる。写真的な演出を狙ったとかそういうことなのか、ただデザインに手を抜いたのか、レイアウトのバランスを考えて仕方なくそうしたのか。