あーまだサークルチェックもしてないし。コミケはどうもテンションが上がらない。ティアマガの方も買ってないけど。OFF会も何もしてないな。


イタリアから帰国しました。
ローマとフィレンツェに行って、ヴァチカンやウッフィツィ(ウフィッツィとどっちの表記が近いのか未だに分からない)を観てきました。あとアッシジアッシジのマジョーレ要塞とローマのサンタンジェロ城を見学したのが楽しかったです。ストロングホールドやりたくなる。フィレンツェの「ベルヴェデーレ要塞」は修復中で入れなかった。
ここを見てる人はどうでもいいでしょうが、雑感など。


・地下鉄が汚い。というか空調がほぼ無いので空気が果てしなく澱む
・乾燥してて、歩いてると唇が腫れたり手が荒れたりした。弱いな自分。でもその分熱帯夜とは無縁だし、陽射しは日本より強烈でも体感的な暑苦しさは少ない。
・水が高い。ミネラルウォーターの500mlが平均して1.5ユーロ(約200円)。最も高いところでは2.5ユーロした。ちなみに地元民は道端の水道水をペットボトルに入れて飲んでる。多分湧き水感覚。
・物価は日本と同じくらい。タクシーは比べれば安い程度。飲み食いは日本の同レベルの店で食事したのと同じくらいかかる。
・手近な飲食店は基本的に観光客相手で、有体に言えばあまり美味くない。ただしトマトソースは日本と水準が1つ違うと思った。
・ピッツァに比べてパスタの種類はあまり選べない。アラビアータ、ジェノベーゼカルボナーラペスカトーレ、ボロネーゼ、ボンゴレのうち4つがある店は間違いなく地雷。
・マリゲリータのピッツァは3色かと思っていたら、バジルを除いて2色だった。
・重要なこととして、イタリアのピッツァは種類にもよるけど淡白。「ピザでも食ってろデブ」は当てはまらない。
・カウンターの店員は客が来ても私用電話を止めない。
・景観を守る条例でもあるのか、看板が少なく施設の名前が分かりにくい。ついでに公園内の地図も少なくて割と迷った。
・書店では岩波文庫系世界の名作級のペーパーバックがどしどし平積みされててインテリ層が日本より厚いように感じた。


SF棚ではレムのソラリスジョー・ヒルの"GHOST"やマーティン先生の「ギアッチョとフオッコの歌」の他、ナホコ・ウエハシの"MORIBITO"もあった。


イタリアのマンガ(fumetti)は、フィレンツェの共和国広場に面した「EDISON」という店で拝見。当たり前というか美術書関連の棚にあって、横目で"The Big Penis Book"などというきわどい写真本にびびりつつ物色。技法ハウツー本もいくつかあった。日本のマンガはあまり目立たなかった。日本のマンガタッチについては第一義がリビドー発散対象の歪な美少女・好事家の珍品コレクション対象という感じで、有名どこの少年・少女マンガ以外は殆ど認知されてなさそう。見た感じジョジョは無かった。


色々見た挙句、絵が好みだったのでGIPI(wikipedia, 本人blog)という人の"LMVDM -LA MIA VITA DISEGNATA MALE-"というマンガを買った。ちょっと松本大洋に似てる?144ページ部分カラー170×245くらいで12ユーロ。買ったはいいがイタリア語は全く読めないので、英訳版(Amazon.com)を買いなおすことになるのですけどね。