泣いてるとハッピーが逃げちゃうよ! スマイル、スマイル!

「君たちは、泣いてる人を見ても何とも思わないのかね! あきれたものだ。これが文明社会ってわけか! 都市生活は弱者を見殺しにするところからはじまるってことかい、は!」
ブギーポップには出来ない――笑うのは、僕たちの仕事なのだ、と。”
上遠野浩平ブギーポップは笑わない』より)


ふとそんな繋がりで、かれこれ干支一回り昔に読んだブギーポップを読み返した。あらすじは大体憶えているが、思ったより設定だだ漏れなシリーズ第一作になっていて、これだけで大賞を取るほどの出来だろうか、というのは疑問が残る。個人的には2作目のvsイマジネーターや歪曲王まで進めばかなり楽しいのだけど。一作目では統●機構*1の名称も出てなかったね。そもそも自分が最初に手に取ったブギポは曲がり角に位置する『エンブリオ侵蝕』その次に『笑わない』だったので、そんな出会いでどうしてハマったのかはよく分からない。

*1:伏字にしないと危険なのだYO!