久々に単行本の感想。なんかハーレクインづいてしまった。ハーレづいているのも早6年目かーいやーハーレ楽しいっすわー

レイン侯爵と薔薇の館 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

レイン侯爵と薔薇の館 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

今年に入って一番読み返してるマンガが神奈アズミの『レイン公爵と薔薇の館』になってて我ながらどうかと思うが、しかしこれを読んでるとイケメンによる問答無用なキスシーンとか、メガネを外して結わえた髪を解いたら超キュートなヒロインとか、大時代的演出にいちいち感動してしまう。忘れていた心の欠落が充足されていく感覚。何かにつけて彼女のメガネを取りたがるヒーローと、掛け直して落ち着く地味子ヒロインというやり取りは本当に原作にあったんだろうか。神奈アズミはBL出身(過去の単行本感想)だけあってか、カップル以外にプラスアルファとして出てくる第三者♂を描かせると、物語の駆動役兼ギャグ担当三枚目として切れ味がよいね。でもBLよりはハーレクインの方でガンガン描いていって欲しい。


シークと金色の宝石 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

シークと金色の宝石 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

宙出版お抱え作家であるところの曜名先生もつい先日新刊を出したわけだが、カバー下に描き下ろし四コマが描かれててびびった。感動した。初期のハーレコミックには単行本表紙にマンガ絵すら出てこなかったり、作者後書きが無いのが当然だったことを思うと、マンガ家の意向をここまで汲み上げるようになったかという進歩。曜名先生も最早オリジナルハーレクイン漫画家という面白い肩書きだが、なかなかどうして四コマが優れているのでそっち方面への飛躍も全然いけるんでないかと思う。