• ウーマン劇場
    • 2ヶ月連続でウー劇買っちまったさ。長崎さゆり先生167ページ特集号だったもんで…。仕事に燃える既婚OL、独立ワナビーな独身、大家族ママ、子を捨てた保母など多彩な主人公ながらしっかり共感をもたらすキャラクター造形が抜群。最後はちゃんと調和的に報われる一方、その過程で描かれる反命題の強さがマンネリと一線を画していてストーリー運びには二重の信頼感がある。相手男性の人の良さ・線の細さ・精神的弱さが長崎さゆりマンガの特徴だけどこれがまたツボなんだよね。
    • 集英社ヤングユーでの活躍が第一次、ウーマン劇場での復活が第二次で最近の舞台はハーレクインと思われるが、ハーレのヒロインはバツイチが関の山で不倫に心が揺れたりしないからレディコミ的なねじれ方はどうしても出来ないのが惜しい。ヒーローのゴージャスさが勝負どころのハーレ原作付き単純構造120ページよりは、展開で読者を惑わす読みきり40ページの方が技量が映えているように思う。ウーマン劇場からの単行本化はもう無理なのだろうか……
    • カネタケ製菓の「みらいのおもいで」連載第2話もよかった。ウェブ上でこの作品の話をしている人間は世界で自分だけな気もするが、言動がやや病的な巨乳潔癖ヒロインに給餌されるとかご褒美すぎですよね。そうして最終的には向こうに食べられるという……。面倒臭い女最高や! 台所を他人に荒らされただけで愛想を尽かす潔癖さをみんな持つべき。しかしただ手料理が好きなだけの筈がどうしてこうマゾいのか。前号の感想では書き忘れたが、ウー劇よりは白泉社の「楽園」の水が凄く合いそう。


  • 愛の体験Specialデラックス
    • なぜか竹書房のレディコミ強化キャンペーンみたいな。一時期は青シール指定食らったりしたけどこの雑誌息長いね。高野妖子特集だったのと、店頭で他に買いたい雑誌がなかったので購入した。快楽に流されきったモラルレスセックス上等の誌面でひときわダイレクトに肉感的、同時にちょっとオタクちっくな絵柄が光る。