オケサークルの活動で

9時まで構内にいるってなんなのさ。こう書くととても部活動に真面目な学生のようです。帰りに練習に出てなかったハズなのにサークルの同学年の子を見つけたので、どうしたのと尋ねたら「原爆被害者の会の講演会に参加してた」・・・んーどーなんだろ、そんなこと純真な眼で云ってくるとはね。しかし今調べたらそんなバイアスかかった団体でもない?ようです。自分のように何か活動団体は政治組織と結びつけて尻込みする態度は物凄く損してるのだろうか。

数学の解析の演習問題にやたら面倒臭い不定積分求めるのがあって、計算量も多そうだ高校でオサラバしたいと思っていた問題をやる気がしない(解法を思いつかない)ので、情報処理の授業で使うパソコンに内蔵されている数理ソフト「マセマティカ」を使用してみる。ところが

∫[1/(3+cosx)]dx
=1/√2*arctan[tan(x/2)/√2]

とか

∫[1/(x^3*(x+1)^2*(x^2+1)^2)]dx
=1/8{-4/x^2+16/x+2(1+x+2x^2)/(1+x+x^2+x^3)+10arctanx+8logx-10log(1+x)+log(1+x^2)}

とかアウトプットされたので、これはどうもマズったようです。合ってるにしろ2行でケリを着けてはいけない問題のようだし、というかむしろ手計算でこんな結果を出させる問題のハズがなかろう。多分操作ミス。このまま提出するつもりですが。マセマティカは頭いいなあ。「有理式は積分可能」とか「初等数学では積分不可能な関数が存在する(exp[x^2]とか)」といった重要な定理や、初等的な積分の方法(敢えてテクニックとは言わない)を教えれば、徒に煩雑な積分計算なんか要求するコトないと思うんだけどなあ。

そんなことよりも数理ソフトをマスターさせて、知的探求の障害にしかならない単純計算労働から解放させた方が、よっぽどいい効果があると。例えば何か初等的な定理を予想してるとき(別に大定理じゃなくて、ほんの些細な事例での興味本位だったりする)、その予想を確信に変えたり、より具体的に改良したり反例を見つけたりするには、色んな具体例を当てはめてみて結果を見るという作業が欠かせないわけです。そういう作業の工程自体はしかし味気ない手間のかかる計算であるというのもよくある話で、手計算のケアレスミスで生じる誤解や猜疑を防ぐためにも数理ソフトの早期導入はこれからの高校数学教育において不可欠である!いや断言できます。