アイドルになって歌をデンパにのっければいいのよ!

雨の中自転車回したりして単行本を探してた。大後悔ですよ大航海。いや連載で読んでなかったのがまずかったんだけどね・・・。
『ポケット・センチメンタル』は同人ぽい悪いとこばっか目立って辛かった(作者が同人やってるかどうかは知らない)。素直に20ページ連載を描かせなかったのがまずかったんじゃね?12ページとか半端なのがモロ裏目に出てた。でも流石に設定の説明ぐらいは欲しいよ・・・ 『フェアリーアイドルかのん』の方は、なんかもうはじめてこんな表紙の本買ったよって衝撃のほうが強くて。そうだ!昨日の歯医者の娘さんにあげればいいんだ!
「この本はね、はかまだめらっていうこみてぃあのおおてさーくるの人のはつたんこうぼんなんだよ。すごくめでたいことなんだ。子供向けのまんがだけれど、ティアのおおてだからおおきいお兄ちゃんが買ってもなんの不思議もないんだよ?」
というカンジで。あと、一件目の本屋で見つからなくて(ていうか両単行本とも出版社分んなかったし。海王社ポプラ社とか、どっちも買うのはじめてですよ)、くやしいので緑川ゆきの『蛍日の杜へ』を買ってみた。コレにハマれれば今月退屈せずに過ごせると思ったんだが。少女マンガでトーン使わない作家って誰がいたっけ・・・・・というのが感想。

これまでのとこ今月読んだマンガで一番面白いのはダントツでてんくさ君の推薦作ですね。他は処分に回る。『ツバメしんどろーむ』の単行本の薄さにびびった。ドラゴンエイジって読めば面白そう。
「鋼鉄少女のないエース桃組」と「マリ伝のないドラゴンエイジ」だったら後者でしょう。


あとビデオを5本もレンタルしたので退屈とはもうオサラバです。
「シャンプー台の向こうに」 「おしゃれ泥棒」 「REM」 「マルホランド・ドライブ」 「フォロウィング」の5本。「ローマの休日 デジタルリマスタリング版」が観たかったけど吹き替えしかなかったのが残念。「REM」はよく知らない。数合わせ(3本から5本まで同値段)。「フォロウィング」は「メメント」の監督の初作品。さーアラン・リックマン様を見るぞー。

追記:
"フェアリ(中略)たかのん の粗筋と紹介

いつも明るい、いくたた家は最近少し問題を抱えている。一人娘のかのんがある夜突然、
誰もいないのに声が聞こえるようになってしまったのだ。
さらに翌朝学校で文化祭のミュージカルの練習を終えたかのんと仲良し2人は
合唱で高揚しすぎたため皆揃って頭の中から声が聞こえるようになってしまう。
何か電波的なシンクロニシティで互いの友情を深めた3人は続いて「妖精」を見るようになる。
「妖精」はかのん達に自分は妖精の国の王女であると云い、
妖精の国を救うため3人の合唱が必要だと訴える。そこで3人はアイドルユニットとして
世界中に自分達のハーモニーを届けることを考えた。いくたた家では唐突に
「これに判子押してくれる? アイドルになるの」と焦点の合わないビー玉のような目で
かのんが母親に迫り、当然反対される。かのんは母親の機嫌を取るべく部屋の掃除をするが、
テーブルクロスを引っ張って汚してしまう。本当は「妖精」の仕業であり
かのんはそんなことをした「記憶が無い」のだが、
「かのんに見えている妖精は大人には見えない」ため逆に怒られてしまう。
行動の不審なかのんを心配する母親。さらにかのんは衣装を着て歌を聴いてもらおうとするが、
母親は買った記憶の無い衣装を目にして言い知れぬ不安を覚える。
誰があんな恥ずかしい衣装をかのんに?しかしかのんは貰った経緯を頭から排除しており、
妖精さんが魔法で作ってくれた」と認識しているため何の疑問も抱かない。
なかなか思い通りにならない母親に対し、電波3人娘は総がかりでの洗脳を試みるが・・・・?

アイドルになりたいという少し古めの深層願望を持つ少女達の歪んだ精神病理と
家庭の乖離を通じて、現代の消費文化社会に警鐘を鳴らす一冊。"


という書き込みに笑うしかない。
ていうか風呂場で妖精の国と通じてるとか物凄い既視感。ピエール山田だけ、ああ袴田めらだな、と思った。


そうそう、コレを貼り忘れてた。