ネットに落ちてる面白いマンガ つーのはちょっとやですね。描いたウェブページのアドレスを作者が忘れたわけでもないのに「落ちてるのを拾う」・・・・なにか意識が低いなあ、上げられたものを下げる、みたいなアレな感覚が。ネットのマンガって面白いのほとんど無いよなーとも思うけど。コミティアは行けなくなったので残念だが、明日はサキュバスエストXP買って深夜バスで京都に行きます。べっ、別にティアに行けないことくらい何ともないんだからね! ただ中大げんしけんの人たちとBLレビューの話が出来ないのが少し残念です。それと行かなくてもティアマガは買わなくちゃ。


最近読んだ本と雑誌

  • ザ・マーガレット
    • 藤宮あゆとなかむらあきがちょっとよかった。
  • マリオ・バルガス・リョサ『継母礼賛』
    • 原題がどうなってるのかは知りませんが愚神礼賛といえばエラスムス。昔の偉い人でシームレスバイアスっていう金棒バットを作ったんですよね。というのは置いといて。それは義母と息子の話でありリディア王カンダレウスの話であり聴覚愛の話であり家政婦が見ていた話であり女神アルテミスの話であり肛門愛の話でありそしてティッツィアーノのビーナスの話であった。或いは寝取られる事件の話であり怪物と未来の話であり魔術的リアリズムの話であり抽象画に潜む女の話でありメンディエータ10への道の話であり作中作品の話であり聖母マリアの話でもあった。 何言ってるのかさっぱりですが、たとえば義母と息子の近親相姦劇(もろ18禁レベル)のストーリーが次の章でいきなりフランソワ・ブーシェの絵画《ディアナの水浴》の挿絵がついてその絵に描かれてる人物についての話がオーバーラップするというしかけ。ルクレシア、フォンチート(アルフォンソ)、フスチニアーナといった同じ名前の登場人物が舞台背景と時間軸を変えて様々に出てくるのが面白い。エロスに囚われきったキャラの偏執的な行動様式の描写が精密で、彼らの論理が上品で整ってるのにエロいというのがいい。この話には続編があるようだけど、リョサの他の作品も読まなきゃ。ペルーでフジモリに大統領選で敗れたというネタのような経歴がどうも気にかかっちゃうけど・・・・

ルルフォの『ペドロ・パラモ』は最後まで読んだら微妙だったけど、ラテンアメリカものはもうちょっと探ってみよう。