長い付き合いの友達と東京都現代美術館http://www.zugajiken.jp/を観に行った。さすが清澄白河から徒歩15分の超好立地、公開初日だけどガラ空きだぜ。60年前半の頃のルポルタージュ物とその後の観念絵画はかなり目を見張るものがあった。現代詩手帖の表紙や稲垣足穂との共著もかっこいかった。けど、後半に行くにつれてどうも……。展覧会の公式サイトでも目立っているように、セーラー服の女学生がやたらモチーフで登場するんだが新聞の切り抜きで女子高生の写真だけ切り抜いて並べてある作品とかいくらなんでもドン引きです。汽車とか飛行機とかの趣味に走りすぎで何が伝えたいのかよく分からなくなってたような気も。


僕僕先生の影響でもっとこの手のワクワク冒険しちゃう小説が読みたくなった。ベルガリアード物語を読まなきゃ。僕僕先生も無駄に設定を広げてフォロー無いとことか2度ほどサブキャラの話が唐突に始まって面食らったりとか心情描写でもっと2人の絆を詰めて欲しいとか粗を探そうとすれば少なく無いんだが、魅力的なキャラクターというのはそんなの気にならない面白さがある。渾沌脱出とラストと2つの山場は全260ページちょいの尺で十分に感動出来ます。