最近読んだライトノベル
長谷敏司 『戦略拠点32098 楽園』『天になき星々の群れ―フリーダの世界』角川スニーカー文庫
長谷敏司の初期2冊はアマゾン古本にて。当たり前の単純な感情に正面から取り組もうなんて芸当は大御所に任せておけばいいのに、デビュー作でそんな方向性にがっぷり四つ組んでしまったのが「戦略拠点」。その真面目さと覚悟はラノベに向いてないんじゃないか、根本的に思考が理系だのうと思いつつ、学園美少女スナイパーの筈がやっぱり重すぎる話に仕上がってる「フリーダの世界」。善も悪も無い、死のみが不変であり、ただ歴史が美しい。というのをジュブナイルで書いてしまっているから凄すぎ。


上遠野浩平 『ヴァルプルギスの後悔 Fire1.』電撃文庫
上遠野先生は魔女の対決という竜騎士文学における永遠の命題を先取りしていたと思うと涙が止まりません。