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- クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に「印象派を超えて―点描の画家たち」ゴッホ 、スーラからモンドリアンまで
- タイトル長い。モネのモネモネした点描はやっぱり好きじゃないなあ、からスーラやシニャックになると画面がスッキリしてて嫌いじゃないなー位に印象が変わる。しかし点描は遠近感が見事に出ない。奥行き表現にトライしてるっぽいのは色々あったけど、どれもタペストリーやステンドグラス見てるみたいな均質さ。あと動きや質感も全然出てないから、マクシミリアン・リュスの《鋳鉄工場》なんて綺麗だけど煙の描写がドット絵みたいに凝固してるんだよなあ。点描画に勢いを求めるのが間違っているのだろうか……
- とか思ってるとゴッホやヴラマンクが出てきて、なるほど点描つーか筆のストロークが一つ一つを際立たせることで生まれるダイナミズムもあるのねってなった。しかしこの展覧会の白眉はベルギー・オランダの象徴主義で、ヤン・トーロップの、《砂丘の端》、《海》、《秋》、《じゃがいもの収穫》とか、
- ヨハン・トルン・プリッカーの《花嫁》・《十字架の傍らで》や《レ・ゾー(Les Xhorres)》(リンク先は同名のよく似た別作品)とか、何だこいつら天才かと思いました。
- 最後のモンドリアンはどうでもよさで終わったが、オランダ・ベルギーの絵画は趣味が合うなーという思いを新たにした。前に観たエミール・クラウスも良かったし。
- あとシニャックの《朝食》はカイユボットの《昼食》が元ネタっぽいなーというのを最近観たつながりで思った。
- ハンナ・アーレント(映画)
- きっと、うまくいく(映画)
- シネマカリテ1周年記念上映。クッソ面白かったです。レンタル始まってるからみんな観よう。
- インド映画って凄いんだなーと思いつつも、これは比較的インド臭くない部類らしい。